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いい季節となりましたが、、、
ゴールデンウィーク前半が終わろうとしております。とりあえずいい天気に恵まれ「ゴカイ屋」としましては忙しい数日間でした。
問題は後半!といったところですが、、。
ところで数日前のことですが知人の漁師がおよそ700グラムはあろうか?というりっぱなつり鯵8匹と1キロほどのシマアジをもって養殖場にやってきました。「赤潮が発生して生簀に活かしてあった魚がぷかぷかと浮き始めた。このままだと死んでしまうのでもらってくれ!」とのことです。もちろんありがたく頂戴しましたが、まだ4月で海水温もそれほど高くないのにもう赤潮とは、、。
この何年間か前から毎年のように「赤潮」の発生があります。原因は調査しているようですが、いろんな要素が絡み合っていて「これだ!」という原因を特定するのは難しいようです。漁師や魚貝類養殖業者にとっては頭の痛い問題です。
「ゴカイは赤潮に対して影響はないのか?」とよく聞かれます。実のところ私にもよくわからないのですが、多くの場合赤潮で魚介類が死んでrしまうのは「酸欠」か「毒性が強い」かだと思います。
ゴカイはえら呼吸しませんから海水の酸素少なくても酸欠で死んでしまうことはありませんし、毒性が強いといっても、ゴカイが死んでしまうほどの海水であればほとんどの海洋生物は死んでしまうでしょう。しかし、あまりひどい赤潮だと判断した場合は、朝夕の海水の注水をストップすることにしています。過去に2~3度そのようなことがありましたが、、
たいていの場合数日間で湾内の海水が入れ替わり、元の状態のなるのですが、長期化するようだと深刻な事態となります。早く収まることを祈るしかありません。