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春の産卵真っ盛り!

毎年のことですが、桜の開花と同時に、ゴカイの産卵も始まりますが、今年もほぼ同時になりました。
作年の夏にゴカイの大量へい死という事態があったために、例年より放流可能な池が多く、その分、多めの採卵が必要となりますが、昨年の秋に出荷を控えとこともあり、充分な数量の親ゴカイが残っており、今のところ順調な結果となっています。あと一週間程度でクリアーできれば!と思っています。
新しく孵化したゴカイの幼虫を池に放流する際には、必ず池の砂を真水で消毒、殺菌をしますが、その際、取り揚げられなかったゴカイは残念ながら死んでしまいます。ところが今年、驚いたことがありました。昨年、取り揚げ作業したときに、ほとんどゴカイはいないと思っていた池は、海水を入れず、もちろんえさもやらず三ヶ月以上も放置しておりました。そして今年の四月の放流に備えて真水を注水したところ、なんとゴカイが死なずに結構生き延びていたのです。三ヶ月以上もいわば「飲まず食わず」で生きていたわけです。いまさらながらゴカイの生命力のすごさに驚きました。この4月に誕生したゴカイは、順調の育てば9月のなかばには成虫となり、「マスオくん」として皆様のお手元にお届けできるかと思います。

くしゃみ、鼻水が止まらない!!

先週あたりから目がカスカスし、くしゃみ、鼻水が止まらず、日中、養殖場内での作業に難儀しています。
建物の裏側は杉、ヒノキの林に囲まれており、早くも花粉の飛散が本格的になったようです。例年より早く始まったような気がしますが、それだけ、今年は春の訪れが早くなるのでしょうか?。
例年、2月の中旬から下旬にかけて、湾内の海水温は最も低くなるのですが、今年は今日(2月14日)の水温17.5度で例年より1.5~2
度高くなっています。湾内の水温は結構、気温の影響を受けますので、今後低くなるかもしれませんが、このままでいけばゴカイの産卵も早めに始まりそうです。
昨年8月~9月にかけて夏の産卵、孵化に失敗しましたので、4月の産卵が早まるのは好都合となります。また、キスつりファンにとっても早い春の訪れは願ってもないことでしょう。今しばらくは、キスシーズンの到来と春の採卵に備えた準備期間となります。

明けましておめでとうございます

年末、年始とほぼ全国的に暖かく穏やかな天候に恵まれ、いい新年の幕開けとなりました。
昨年はかつて経験のない「ゴカイのへい死、受精卵の不足」などで、一時は養殖業からの撤退もやむなし!という状況に」追い込まれましたが、その後、何とか持ち直すことができ、「どうやら今年中の出荷のめどが立つ」というところまでがんばることができました。ほっとした気持ちで新年をむかえることができました。これも「マスオくん」を応援してくれた大勢の方々のおかげです。年頭にあたり心から感謝、御礼申し上げます。
不思議なもので、物事が順調に行っているときには、何も考えず、感じることのなかったことが、これまで経験したことのない事態に出合ったり、問題解決の方法の見当もつかなかったりしたときに、初めて本気で考え、解決に取り組めるのだなと、今、つくづくそう思っています。30数年間自分なりに考え、真剣に取り組んできたつもりでも、おおくの無駄や、発想の貧困さ、これがベストだという思い込みなどがあったことをあらためて知らされました。昨年3月に東九州自動車道蒲江インターがほぼ全面開通したことで、交通量はそれまでの約20倍といわれています。インターへのバイパス道に面した養殖場の砂の中でゴカイたちは、これまで経験のない、自動車などの振動を常時感じながら生きていかなければなりません。また夏の海水温の上昇傾向とも何とか折り合いをつけ生き延びなくてはなりません。弊社のゴカイ養殖を取り巻く環境は今後もますます厳しくなるかと考えられますが、工夫をこらし、知恵をしぼり、今後も頑張っていきたいと思っています。

何とか再開へ!

前回、「ゴカイ養殖の継続は困難!」との報告をしました。しかしながらどうしても11月末までは継続しなければならない取引先との契約が(弊社の責任感の問題として)ありまして、弊社で数量を確保できない時は、20年来の付き合いの信頼できる養殖業者から助けてもらいながら、どうにか先が見えてきたかな?という状況となってきました。
9月に「ネット販売を終了」との報告をしましたが、そのころはまだ、ゴカイのへい死が続いており、また、産卵予定の時期になっても産卵せず、種の確保ができない以上、養殖を継続することはできないと思っておりました。
例年8~9月にかけて採卵、孵化したゴカイを5~8月のきす釣りシーズンに出荷、というのがパターンとなっていますので、ほぼ絶望的と思っていました。10月に入って、「少しでも確保できないか?」との思いで夜間の採卵作業に励んだところ「何とかなるのでは?」という数量を確保することができました。例年は10月の産卵はあまり多くなく、ほとんど採卵していなかったのですが、今年は8~9月の産卵がなく、その分産卵できず残っていたゴカイが成長し、例年に遅れて産卵するゴカイが多かった?ということかもしれません。
同じことが今出荷している今年の4月生まれのゴカイにもいえるようです。半分以上は死んでしまったと思っていたゴカイが、8~9月の時点ではほとんど目につかないほど小さいサイズのゴカイが、10月の半ばぐらいになると結構生き残っていて、これからしばらくは出荷可能のサイズと育ってきました。
そういったことがありまして、来年のことを考えると、これまでどおりとはいかないかもしれませんが、何とか販売の再開ができる!との判断をしました。
まもなくトップページに「ネット販売再開!」の掲載ができるかと思います。
ご迷惑、ご心配おかけしました皆様に、お詫びとともにこれからも変わらず{いきいきゴカイマスオくん}をご愛顧いただければありがたいとおもっております。

残念なご報告です。

今年の9月10日以来、「マスオくん」の販売を中止いたしておりますが、その間、たくさんの方々からご連絡いただきました。「驚きました。残念。どうにかならないか。」等々、たいへんありがたいメールや電話を頂戴しました。
ゴカイ養殖の開始以来、34年間、一日たりとも休むことなく「ゴカイ漬け?」の日々を送ってきた私にとりましては、ゴカイの出荷ができないという事態は大変残念で無念です。
一口で言ううなら「環境の悪化」によりゴカイの成長が悪くなったことと、大量のへい死が発生したことです。今年はとりわけ6~7月の梅雨期の極端な雨量の多さと日照不足もあり、ゴカイのコンデションが悪い状態に加え、8月に入って海水温の上昇とともに、湾内の海水が常に濁った状態が続きました。この間、他の魚介類の養殖されているところからも赤潮等による被害の報告がありましたが、これまで34年間、ゴカイに関しては「赤潮による被害はない」という思いがありましたが、今年の夏に関してはこれまでの実績、経験を超えたものだったようです。
環境の悪化は突然やってきたものではありません。長い年月の間に少しづつ蓄積されてきたものだと考えられます。しかしながら「ゴカイの成長が悪い、へい死が多くなる」といった現象は突然やってきます。おそらく、ゴカイの養殖が可能な一定の限度を越えてしまったら急激にダメになってしまうのが自然環境の怖さだと思います。
そのような自然環境が壊されてしまうのでは?といった危惧の念は以前から持っていました。そのことは前にもこの日誌で触れておりましたが、いよいよその時がきたのか!という思いです。8~9月の夏の産卵期に、次年度出荷予定の採卵も親ゴカイのへい死によって確保できないまま10月になろうとしています。いずれあらためてご報告しなければなりませんが、このまま継続することは困難となっています。
「マスオくん」を可愛がってくださいました皆様に、とりあえずご報告いたします。

キス釣り本番の季節となりました!

海水温や海の状況が例年よりやや遅れているかな?といった感じでGWを迎えたシーズンでしたが、同時にゴカイの成長も遅れ気味だったのですが、5月も半ばを過ぎ、ほぼ例年並み?となった感じでしょうか。
キス投げ釣りトーナメントも、毎週末全国各地で開催され、「マスオくん」でいい成績を収められたト-ナメンターの方々からもうれしいご報告が届いています。
今年はやはりキスのサイズが小さめなのか、小さいサイズの「トーナメント仕様」のオーダーが例年より多いようです。全国のトーナメンターの頂点目指してがんばってほしいものです。
また、当養殖場近くの東九州自動車道蒲江インターが佐伯とつながったことにより、大分や、九州各地から新鮮な魚や、風光明媚な蒲江の海を目当てに大勢の観光客でにぎわいを見せています。かつて蒲江から大分市内まで2時間半ほど要していたのが、わずか1時間でつながるようになりました。当然釣り客も多くなっているようで、当養殖場にも「新鮮なゴカイ」を求めて、これまで以上に小売りのお客様がおいでになります。しばらくは忙しい日々となりそうです。

やっと終わりました!

と、言ってもゴカイの採卵の話ですが、、、。例年ですと、3月末から始まる春の産卵が今年は4月になってもなかなか本格的状況とならず、4月10日ごろからやっと本来の状態となりました。
それから毎晩、日中だけ勤務のパートさんにも1~2時間ほど夜業を手伝ってもらい、やっと目標数量確保できました。昨年も、春の採卵にはかなり苦労しましたが、これは考えてみると、成熟した固体が少ないということに要因があるようです。昨年、今年と、ゴカイの需要の少ない冬にも、水族館や車えび用の出荷があり、「残されたゴカイの数量はかなりあるのですがどうしても未成熟な小さい固体だけが残されてしまう」ということでしょう。
ともかく今年の9月以降出荷できるはずの受精卵を確保できてホッとしているところです。
これからは、ゴールデンウィークに向けて出荷、その後のキストーナメントと、忙しくなると思います。しばし、といってもほんの数日間ですが、のんびりしたい!と思っています。

高速道開通まであと少し!

宮崎~大分間の東九州自動車道は蒲江~佐伯間が今年度の3月21日に開通が決まり、今、急ピッチで仕上げの工事が行われています。
思えば、自動車道の話が具体化して20数年以上にもなります。あと20数日でやっと現実となるわけです。
しかも、延岡~佐伯間は無料区間となり、その中間となる蒲江インターのあるこの街は、大勢の観光客や、釣り客などでにぎわう!との期待で盛り上がりをみせています。
その一方で、宮崎方面から大分に向かう際、いったん蒲江インターで降りていたお客様が、そのまま素どうりしてしまうのでは?という不安もあるようです。
いずれにしても、このチャンスをこの町の活性化に繫げていくには「魅力のあるまち、行って見たい町!」と思われるような場所にしなくてはなりません。
弊社のゴカイ養殖場は、蒲江インターから1キロ程度、車で数分という近さとなります。近くを通りがかりの際は、ぜひ一度当養殖場にお立ち寄りください。

あっという間に年の瀬が、、

今年もあわただしく過ぎ去ろうとしています。ゴカイ(マスオくん)のほうも何とか無事に一年間、休むことなく出荷、提供できました。
毎年なんだかんだで100パーセント満足できるような年は、開始以来、ほとんど経験がないのが「ゴカイ養殖」です。
昨年は全国的なジャリメ不足で、結果として弊社への依存度が高くなり、何とか要望にお応えしなければ!という感じで、ややオーバーワークとなりましたが、今年は昨年と比べればそれほどでもなく、平年並みといったところでした。
ただ、今年は、とりわけこちらでは7~9月にかけて、相次ぐ台風の影響もあって、極端な日照不足(平年の30パーセント)となりました。お米などは今年は全国的に豊作ですが、この地方では作表指数が96とのことで、夏期の日照不足が影響したようです。、
ゴカイもそのことが影響したかと考えられますが、毎年比較的コンデションのいい9~10月にかけて、成長度、強度ともにいまいちかな?といった状況でした。11月以降は例年並みの状態となったかと思っています。
来年の正月はユミさんの実家や二人の孫の顔を見に関東に行く予定にしていますが、毎度のことながらゴカイのほうが待ってくれませんので、あわただしい正月となりそうです。

今年の夏は、、

朝晩は、いくらか秋の気配も感じる頃となりました。まだまだ残暑のきびしさも続くでしょうが、、。それにしても今年の夏の異常気象には参りました。
7月後半から8月初旬は相次ぐ台風の影響を受け、その後ころころ変わる気まぐれな天気で、西日本の日照時間は平年比40数パーセントとのことです。
未だに一日中カラット晴れの日はほとんどありません。大分方面は大きな災害はありませんが、稲や農作物はかなりの影響は避けられないようです。
当然西日本での釣りも低調のようでした。地元の釣具屋さんや、取引のあるエサ問屋さんも嘆いていましたが、これも自然相手の仕事なので仕方のないことです。(広島や全国各地で災害に遇われた方々には心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。)
そんな異常気象の中でも、養殖場のゴカイ達はけなげにも元気で、今年も例年と変わりなく育っています。
4月に生まれたゴカイがほぼ出荷可能なサイズとなりました。これもほぼ例年並みの成長です。同時に今年の4月以降出荷の中心となってきた、咋年7~9月に生まれたゴカイは、まもなく9月の産卵を終えると、来年出荷予定の子孫を残して、御用済みとなります。
これから先、秋の釣りシーズンに向けて天気の回復を祈るばかりです。