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2010 年 11月 のア一覧

秋も深まり、、

あちらこちらで、紅葉の便りが聞かれます。

紅葉前線は北国から南に、そして高地から平地へと降りてきます。

「マスオくん」の地方は九州のいちばん東側にあたり、暖かい黒潮が沿岸に流れ込んでいることもあってか、年間の温度差、そして一日の温度差が少なく、残念ながら、きれいな紅葉を見ることはできません。

それでも、ときおり、公園の銀杏の木の黄色や、雑木林の中の真っ赤なはぜの木を見かけると「秋の深まり」を感じることができます。

この地方の山の木々の特徴は、なんといっても「常緑広葉樹林」が、圧倒的に多く、周囲の山々の大半を占めています。

山の傾斜もきつく、台風の影響も受けやすいということもあってか、杉やヒノキといった人工林は、それほど多くなく、自然のままの「雑木林」が残されております。

詳しいことは解かりませんが、こうした自然のままの常緑広葉樹林に囲まれていることが湾内の海域の生態系の維持に大きな影響を与えていることは間違いないと思います。

全国の「マスオくん」をごひいきくださる釣り人の方々の、「イキのよさ、身がしまってきれにくい」といった評価は、まさにこういった周囲の山々からの恩恵によるものだと、秋が深まっても一向に紅葉しない山を眺めながら、あらためて思うこのごろです。

夜神楽

「マスオくん」の地区で毎年恒例の夜神楽が奉納(上演)されました。

11月に行われるので、霜月祭りといわれています。

大分はお隣の宮崎と並んで神楽が盛んなところで、地域によっていろんな流派があるようです。この地区の神楽は岩戸神楽のながれを汲むものだといわれています。

わたしが小さいころは、お祭りの行事は旧暦で行われておりましたので11月の霜月祭りといえば今と比べるとうんと寒く、綿入れの半纏(はんてん)かなんかを着込んで、祖父のひざの上で見物していた記憶があります。実は、お面がこわくて祖父のひざから離れられなかったのですが。

今では、子供の姿もずいぶんと少なくなり、大人(お年寄り?)の娯楽のような感じになってしまいました。

しかし、地区の人たちも、「これだけは残したい」という思いがあって、一年一度の夜神楽が続けられているのです。

今は、ずいぶんと簡略化されて上演されていますが、一番から十数番まであって、それぞれつながったストーリー(神話に基づくもの)となっていますが、最後のほうで上演される「柴引き」は荒々しい鬼のような面をかぶった舞手と観客のひとたちとの「力比べ」という演出で、最も盛り上がるところです。昔は子供達VS舞手だったのですがいまでは相手が大人ですから舞う人もたいへんです。

引き終えた柴を、神殿にお供えして、無事終了となります。

毎年、11月の4日の夜、7時ごろから1~2時間かけて上演されますので、いちど見物されるといいですよ!