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2010 年 8月 のア一覧

もういいんじゃないか?

残暑厳しい今日この頃、どこへ行っても、誰と話してもまず、「暑いね!」という挨拶で始まります。

とりわけ、東京、大阪などの大都市に住んでいる親戚、友人の電話では(暑い)ということ以外、「なんにも考えられない」状態のようです。

「マスオくん」の故郷、大分南部の蒲江では、暑い!といっても日中30度くらいで、夕方になると背後の緑豊かな山々からひんやりとした空気が入り込んでくるような感じで「ちょっぴり秋」を感じさせるという気候となりつつあります。

このような時期、海水温度は、一年間で、最も高い季節となります。ゴカイにとっても非常に大変な季節でもあります。

ゴカイの健康管理、ゴカイの発送管理、そしてなにより、人間の健康管理に最も気を配る時期でもあるのです。

今日も何人かの顧客の方からうれしいお便りをいただきました。「この時期に、朝から夕方までキス釣りをしていて、最後までピンピンしている。市販のものとはぜんぜんちがう。今週末も送ってください!」。

キス釣りトーナメントもいよいよ終盤戦を迎えます。「いきいきゴカイマスオくん」ですばらしい結果を期待しております。

それにしてもこの暑さ。もういいんじゃないか!

暑い!

夏、暑いのは当たり前。寒い夏だったらもっと悲惨なことになる!お米はできないし野菜、果物、みんな不作となるし、海水浴場は人が来ない、だいいち夏用のものがみんな売れなくなってしまい、経済的影響は計り知れないぞ!

などと、ユミさんに話ながら、サウナ状態の養殖場の中で「がまん大会」のような日々です。

しかし、ここ「マスオくん」の故郷は、大分県下で、じつは最も最高気温が低いのです。冬は逆に最低気温がいちばん高いのです。

つまり、夏涼しく、冬暖かい、じつに過ごしやすいところです。

しかし!やっぱ暑い。

うれしいお便り – お客様の声

大阪在住のNさんより、またうれしいお便りを頂きましたので、お知らせします。

またまたお願いします。
先日2人の釣行で、送料を懸念して、マスオさんを購入せず、釣り場近くで購入したのですが...駄目ですね。活きの良さも、量も全くマスオさんにはかないませんね。一度海につけて揚げてきたときに差がはっきりします。地元購入のゴカイはすぐに切れたり痩せたりではなしになりません。次回からは少しの量でもマスオさんを購入するようにと強く思いました。

今回もNさんには大量購入頂きました。

Nさん、いつもありがとうございます、またお便りお願いいたします。

うれしい限りです。特に夏場は空調設備のない養殖場の中を一日走り回ってバテバテですので、お客様の声は本当に励みになります。
ご意見などございましたら、お気軽にメールしてください、お待ちしています。

「マスオくん」夏の産卵期に入りました!

毎年のことですが、8月に入って、夏の産卵がいよいよ本格的に始まりました。

4月の初めから始まる春の産卵期と比べますと、その期間が短く、うっかりしていますと、産卵期を見過ごしてしまい、後々困った事態となったことも過去に経験しております。従って、産卵のピークを迎える前から、注意深く「親ゴカイ」の成熟度合いを観察しておかなければなりません。

春の産卵期は2~3週間以上続きますが、夏の場合はせいぜい4~5日間が勝負です。また、海水温も高く、気温も高いこの時期は受精卵から孵化まで3~4日間と短く、春が1週間以上かかるのと比べるとアットいう間の出来事で、それだけにいわば「短期決戦」というわけです。

一方で、産卵期に入ったゴカイは、体内に一杯の卵子、精子を抱えていますので、釣えさとしては出荷できません。針をかけると、卵子、精子が出てしまい、フニャフニャの状態となります。

従って、この時期の「マスオくん」は、今年4月に生まれたゴカイが出荷サイズとなる9月半ばまで、昨年の4月に生まれ、今年の4月に、本来なら、産卵してしまい、「この世」にいないはずのゴカイに中で、産卵せずに生き残った「マスオくん」ということになります。

「マスオくん」をご愛用くださるお客さまに周年変わらない品質のゴカイを提供していくために、今夜も、夜業で採卵の作業を行います。