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2009 年 6 月 9 日 の一覧

養殖場の住人達? その1

ゴカイの養殖場には、じつは、ゴカイ以外の色んな生き物たちが勝手に住み着いています。

まず目に付くのが、フナムシです。

養殖場に初めて来た人はよく、「フナムシも飼っているんですか?」と聞きます。

フナムシがいる、ということはゴカイにとってもよい環境にあると考えていいと思っています。

また、フナムシはゴカイのエサの食べ残しや、余分なものを綺麗にしてくれる、いわば、養殖場の掃除屋さんなんです。

もうひとつ、掃除屋がいます。ヨコエビというちいさな甲殻類の一種で、ゴカイのすんでいる砂の入った池の中に、ゴカイと一緒に住んでいます。

この、ヨコエビもまた、ゴカイの食べ残しや、糞などをきれいに掃除してくれます。

これらの住人?たちは私達にとっても大変ありがたいものと考えています。

一方で、あまりありがたくないものも住み着いています。

「ヒモムシ」と私達は呼んでいますが、ゴカイの体内に入り込んで、ゴカイを食べてしまう、蛭のようなもので、ゴカイの天敵です。

孵化したゴカイを1年以上飼っていると、必ずと言っていいほどこのヒモムシが発生します。このゴカイの天敵を退治するためにいろんな工夫が必要となってきます。

あと、サギの仲間の鳥たちもやってきます。サギなどの干潟にいる鳥達は、ゴカイや、フナムシ、かになどを食べて生きています。

彼らにとってはゴカイの養殖場はまさにパラダイスなのです。